つぶやき...

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2004年9月1日(水) 続クラッチ

用意していた強化クラッチカバーだが、洗浄してじっくりみると、どうもセット位置が浅い。純正と比べるとかなり違う。あーっ、そう言えばコレもらった時に一緒に三枚羽のメタルディスクが付いてたような気がっ!(^^;;;;

薄型メタルディスク用のカバーだったのねん。これでは純正ディスクと合わせて使うわけにはいかない。今手元に有るのは、純正カバー、純正ディスク、薄型メタル用強化カバー、だ。さて、ナニを買えば良いのだろうか?(^^; 薄型メタルを買って強化カバーを生かす? 強化カバーを買って純正ディスクを生かす? うーーーーーむ。

そんなわけで、掲示板に書き込んだらさっそく皆さんから有り難い情報が。感謝感激。NBターボ用とかNB2用が良いって話も多いが、フライホイールを買わなきゃならないんでパス。やっぱ素直にNA6用を使いたい。もともと最初から狙ってた作戦は純正ディスク+強化カバーなので、やっぱしその作戦にしようかなー。せっかく手元に有る薄型メタル用カバーは役に立たないけど。

しかし、純正カバーに使えるメタルってどぉなのよ?(^^;




2004年9月6日(月) 新エンジン搭載

皆様からいろいろな情報を頂いたクラッチだが、熟慮の結果、↓コレを使った。


怪しさ満点のパッケージが涙モノ。低性能なインクジェットプリンタでテキトーに作っただけって感じ。 中身は圧着力530Kgfの普通の強化カバーかな。でもDAIKIN製ではないし、製造国も不明。パッケージだけでなく本体も怪しさが漂う(笑)。

が、コレを組んで踏んでみたら、同じ530Kgfの他社製品に比べると踏み心地がとっても良い。悪くないカモ。ちなみに合わせたディスクは純正品の使いまわしだ。



今日はここまで作業が進んだ。ブロックを車体に載せてミッションと結合、車上でヘッドを載せてカムやタイミングベルト回りを組み付けた。O/H済みHLAは相変わらずバルブが開いたまま閉じないが、バルタイを調整しようと思ったところで突然の大雨。部屋の窓が全開なので、慌ててウチに帰る。今日の作業はここまで。


2004年9月7日(火) 災害

今日は長岡で地震が3回。台風がリアルタイム通過中。風がぶおー。 ま、地震も台風も大したことないんだけど。 ニュース映像を見てると西日本では被害が出ているようで。読者の皆さんは大丈夫でしょうか?


2004年9月8日(水) フクピカ

エンジンを降ろしたついでに普段はやりにくいエンジンルームの清掃をやる。今回試してみたのがコレ↓



エンジンルーム専用のフクピカだ。汚れは綺麗に落ちるしツヤも出る。ケチらずにどんどん新しいペーパで磨いた方が良いみたい。黒ずんだペーパで磨いていると汚れが伸びるだけでイマイチ綺麗にならないが、新しいペーパだとすごく綺麗になる。

ちなみに300円くらいでホームセンタに売ってました。


2004年9月19日(日) 入院&退院

皆様、ご無沙汰です。

一応、掲示板では報告してましたが、倒れて入院してました(^^;

消化管内部で大量出血、血圧が極度に下がって貧血で意識を失ったというモノ。意識を失っていた時間は恐らく2〜3分。それ以降は救急車のサスが硬いとかも含めてすべて記憶に有る。血圧が90以下で顔面蒼白だとか意識レベルがどーのこーのとの無線連絡を聞きながら救急に担ぎ込まれた。

心電図やら血圧計やらいろいろな医療機器が取り付けられ、救急は大騒ぎ。レントゲンにCTに血液検査など。トドメに鼻チューブで胃の中身を吸引される。鼻チューブが麻酔無しの喉を直撃、胃カメラを超越する脅威の拷問。これで再び意識を失いそうになる。しかし、吸引の結果、胃の中から800ccほどの血液が出たらしく、緊急輸血500cc、その他点滴いろいろ。緊急で内視鏡手術による止血措置を試みるが、なぜかすでに出血は止まっていたらしく、ナニもせずに終了。

2〜3週間の入院計画書を見せられ、そのまま入院となる。あうあう。当初は個室で医療機器を取り付けられたままの監視体制。徐々に監視が緩くなり医療機器も取り外され、個室から3人部屋に移るが、24時間の点滴は継続され水も食い物も禁止。頭に浮かぶのはラーメンとかトンカツ定食など食いたいモノばっかり。ラーメン味の点滴にしてくれと頼んでみたが拒否される。

再び胃カメラによる組織検査とピロリ菌の検査を行う。過去に2回の胃潰瘍を経験しているが、その頃はピロリ菌がまだ発見されてなかったので、胃潰瘍と云えば「ストレス」としか云われなかった時代。今は「再発を繰り返すヒトは間違い無くピロリ菌だ」と言われる。潰瘍部分の組織検査結果は良性のモノで特に心配は無く、ピロリ菌はやはり陽性だとの事で、ピロリ菌の除菌治療が始まる事に。

その後、点滴併用のまま食事が始まるが、3分粥から始まり、5分粥、7分粥、全粥、とそれぞれ3食、やっと常食までステップアップ。しかし、血圧は相変わらず低いまま。それでも脅威的な回復力で8日間での退院となった。

退院した今でも血圧は低いままで、激しい動きが出来ない。復活具合を確認する為にも血圧計を購入。メシを食ったり歩き回ったりちょっと体操してみたり、いろいろなタイミングで測定してみるが、やはり90くらいしかない。せめて100を超えてくれ。ちなみに元々低血圧なわけではなく、血圧は極めて正常だったハズ。

というわけで、まだリハビリ中で社会復帰はもうちょい先と思われます。あうあう。

そうそう、入院報告時に掲示板にいろいろ書き込みしてくださった皆様、ありがとうございました。コッソリi-modeで見てました(笑)


2004年9月21日(火) 血圧

退院と同時に血圧計を購入。血圧を測りまくってみる。ウチにいる間は常に100以下で90〜98くらい。ずーっとウチにいても血圧は上がってこないような気がする。体を動かすとどうなるのか? 血圧計を持ってガレージに行ってみる。

ちょっと作業をして様子を見る。気温が高いのか私がおかしいのか良く解らんが汗が出る。力を入れたり、低い姿勢から立ち上がったときなどに顔に縦線が入る。 血圧を測ってみると85しかない...

動いちゃいけないのか?(^^;;;;


2004年9月22日(水) モアパワー!

ロドスタのエンジンは非力だ。お世辞にも速いとは言えない。ガサツでモッサリと回るフィールも良いとは言えないし、トルクも薄い。グッドフィールを求めたい、パワー&トルクがもっと欲しい、そう思うヒトは多い。

では、どこをどうすれば良いのだろうか? アースだのイナズマだのマイナスイオンだの添加剤だのといったオカルト商品が無意味なのは今更言うほどのモノでもないワケで、お手軽に良い結果など有り得ない。 オカルト商品に頼らずに、マトモな考えでフィールアップを求めるなら、エアクリーナ、マフラー、タコアシ、などのいわゆる三種の神器が定番か? しかし、三種の神器よりもROMセッティングをやった方がすべての面で効果が大きい。もちろん三種の神器+ROMセッティングが更に効果的なのは言うまでも無いのだが、NA8に比べてNA6の場合は三種の神器の効果がとても小さいような気がするのは私だけか?

そしてそれ以上を求めるならエンジン本体に手を入れるしかない。だが、エンジン本体をノーマルのままカムだけ交換してしまうヒトも多い。格安で手に入れたとか、加工カムなど比較的安価なカムで256度程度を使うならソレも良いだろう。だが、1本4万円以上もするようなカムを入れてもその価格に見合うほどの効果が有るかと言うと...?

私が実際にB6でやってみた経験によると、一番効果が大きかったのは、面研&ポート修正研磨&燃焼室修正などのヘッドのファインチューンだ。この効果に比べると250度カムを入れたときや256度カムを入れた時の効果なんか大した事では無い。圧縮アップ(10.2くらいか)により全域でトルクアップした。燃費も良くなるしパワーも出るし、ハーフスロットルなどのトルク感やレスポンスも抜群に良くなる。もちろんROMセッティングをやらなければエンジンの能力を引き出せないのは言うまでも無いが。圧縮アップは基本中の基本だ。(86の4A-Gでも同じようなエンジンを作ったが、その時も同じような効果だった) 。

そのB6エンジンに続いて作ったのはレストア企画のエンジンだ。腰下もバラしてヘッドチューンもやり直した。ピストンはファミリア純正部品を使ったファインチューン、バランス取りや更なる面研などで圧縮は11.0程度まで上げた。カムは256度を継続使用。だが、これが全バラにして手間暇コストをかけたわりに前作のエンジンとそれほど大きくは変わらなかった(笑)。ま、排気量はノーマルだし、単に前作のエンジンから更に圧縮比が上がった分の差しか無いわけである。もちろん腰下のバランス取りの効果で振動が少ないなどの効果は有ったが、絶対的なトルクやパワーはヘッドチューンのみだった前作と比べて大きく勝る事は無かった。それでもファインチューンの傑作エンジンだった事に間違いは無いのだが、あれだけの手間とコストをかけるなら、もっと簡単に性能アップ出来る別の方法も有るハズだ(笑)。

ナニが言いたいかと言うと、ヘタに腰下をバラすくらいならヘッドチューンだけの方が良いって事である。腰下までバラすくらいならドーンとボアアップして排気量を上げちゃおう。ピストン代なんかケチってはいけない。腰下までバラすにはかなりのイニシアルコストがかかってしまうのだから、ピストン代なんか誤差だ(笑)。ボーリングまでやってオーバサイズ純正ピストンを組むなんて勿体無いのである。レストア企画の時はソレを解っていて、それでもファインチューンの究極を目指してみたかったのだから良いのだが、普通のヒトがやるなら如何なものか?

エンジンパワーは簡単に言うと 排気量X回転数 だ。排気量を上げるか回転数を上げるしかない。ノーマルコンロッドで制限される回転数の中でパワーを手っ取り早く出すなら排気量アップだ。8000回転を大きく超えて9000回転を目指すなら、コンロッドやクランクなども強化品にしなければならないし、9000回転分の空気を吸える吸気系やそれを制御出来る制御系も必要になるわけで、9000回転を目指すとコストは一気にハネ上がる。狭いパワーバンドや合わなくなるギヤ比などの問題も出てくる。

自分で作ったエンジンや、ヒトが作ったエンジン、いろいろ乗ってみた。いろいろな仕様のエンジンでECUセッティングをやった。やっぱしヘッドチューン+256度くらいがコストパフォーマンスが高くてノーマルとの差も大きくデメリットも少ない一番良い仕様のような気がする。それ以上を目指すなら排気量アップ、更に究極を目指すならコンロッドやクランクもやって9000回転仕様か。でも10万円のヘッドチューンと100万円の9000回転仕様、10倍のパワー差が有るなんて事は無いわけで、パワーを求めるとある程度を超えるとコストは二次曲線的に急激にハネ上がるわけである。


Canon EOS 10D / EF50mmF1.8 / F2.8 AE +0.5EV


2004年9月26日(日) 社会復帰 & エンジン

血圧はほとんど安定して100を超えるようになってきた。安静にしていると100を切るが、動いている時はほとんど100を越えているようだ。それでも120〜130だった以前に比べればまだまだ低いのだが、通常の動きにはほとんど影響が無いくらいまで復活。そんなわけで、25日から仕事に復帰しようと思ったのだが、同僚とのローテーションや仕事の具合の都合で月曜日から復帰する事に決定。関係各位にはご迷惑をおかけしましたが、月曜日から復帰でございます。また宜しくお願いします。

さて、退院後の1週間、最初の3〜4日は血圧が下がりっぱなしでかなり辛かった。4日目くらいから割とマシになったので、リハビリ代わりにエンジン製作の続きをやっていた。低い姿勢から急激に立ち上がったり、力を込めるとちとヤバイのだが、ソレに気を付けながらゆっくり動けばなんとかなるって感じ。あまり長時間の作業は出来ないが、エンジン本体はすでに完成していたので、あとは補機類の取り付けや配線、各部の調整などの細かい作業だけなのでなんとかなる。

そしてついにエンジン始動にまで達した。始動するのだが、なぜかメチャメチャ調子悪い。3000以下にすると止まる。ナニが何だか解らんくらい調子が悪く、点火時期すら確認できない。何だコレは? いろいろ確認したらエアを吸っていた事が判明、これを修理したら滑らかな音で始動した。だが、ISCシステムの製作に失敗、アイドルが3000以下に下がらない(^^;;; 再びISCシステムを作り直し、今度こそ完璧。アイドル調整をやって、ROMもちょいと書き換え、900回転でアイドルした。だが、念の為1050回転くらいでアイドルするようにROMを作る。排気音はラフだが、回転そのものは安定してアイドルしているようだ。

ちょっと走ってみると特に問題無くスムーズに走る。と、思ったら、1Kmほど走った所で急激に不調。空燃比がどんどん薄くなって20前後。これはまとに走れない。と、そのウチに空燃比計の表示が30.0のままでフリーズ。もしかして? 空燃比計の電源を抜いたらエンジンは急に復活して完調になった。またDM20Mの暴走か...(--# 冷却ファンを付けてから調子良かったのに...。 DM20Mが出力する擬似O2センサ信号をECUに入力していた為、DM20Mが暴走するとECUがトンチンカンなフィードバックをやってしまうのでエンジンが不調になったと。その後も何度も同様の症状が連発したので、DM20Mの擬似信号をカットしてしまった。その後は安定。DM20Mはたまに暴走するが、電源を入れ直せば直るので良しとしよう(笑)。このクソDM20Mを修理に出すくらいならGRIDの空燃比計を買った方が安いカモしれないなぁ。

3500回転リミットで走ってみる。クロスミッションで3500リミットは非常に辛い(^^; しかし、低速トルクはかなり強く、3速1000回転からでもスムーズに加速出来る。まだ回してないから良く解らんが、とりあえず思ったより良い感じ(笑)


Canon EOS 10D / EF50mmF1.8 / F2.0 AE -2.0EV

4年かかって作り上げたエンジンがいよいよ走り始めました。このエンジンの製作にあたって、多くの友人達が協力してくれました。協力してくれた皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

Special thanks

ガレージ雅

RS FACTRY STAGE

CLUB J58G

ABIT TOOLS

堂田自動車

JOY FAST

DEES MOTOR SPORT

I爪氏



2004年9月26日(日) ナラシ

ナラシ運転。それはつまりひたすら無駄に走る事。近所の高速道路を1周すると500Kmくらいなので、高速を2周すれば1000Kmだ(笑)。んが、はたして高速道路でナラシになるのだろうか? ナラシっつーのはいろいろな回転域でいろいろな負荷をかけて徐々に当たりを出していくモノだと思うのだ。高速道路を10時間走るより一般道路を10時間走った方が距離は少なくても当たりは綺麗に出るのではないか?

で、近所の海岸線を無駄に往復して250Kmほど走り、オイルとオイルエレメントを交換する。マグネット付きドレンには金属粉が付くが、今回のボーリングは前回とちょっと違うタイプのボーリングなので、前作のエンジンより磨耗粉はかなり少ない。オイルに異物が混入して無いか慎重に調べるが、特に異常は無いようで安心。

更に下道ツアーズで無駄に走る事にする。高速道路だと1周せずに途中でやめるわけにいかんってのも大きな理由(笑)。下道なら嫌になったら何時でも帰れる。んなわけで、下道でこんにゃくを買いに行く。こんにゃくを買いに行ったついでに通りすがりに堂田自動車に寄ってみる(笑)。 堂田社長としばらく談笑し、帰りは一部だけ高速道路を使う。500Kmを超えた事だし、高速道路で重めの負荷を掛けたりエンジンブレーキを掛けたりを繰り返してラッピングする。下道に出て700Kmを超えたあたりから更に回転を上げて5000回転リミットで走る。かなり速いような気がする(^^)

750Km走って再びオイルを交換。今度はマグネットドレンに金属粉はほとんど付いてない。ほぼ当たりが付いたか? 900Kmほど走って5000回転までの範囲でほぼ全開にして走る。ところどころでノッキングが出ているので、マップトレーサを使用しマップ上のどこでノッキングが出ているのか確認しながらセッティングをやる。5000回転以下の燃調と点火時期はほぼ完成。5000回転ではまだパワーバンドに乗ってないハズなんだけど異様に速い。

もしかしてパワーバンドが思いっきり低回転側にズレてる? 5000回転で頭打ちだったりして? (^^;;;


Canon EOS 10D / EF50mmF1.8 / F1.8 AE +0.5EV


2004年9月28日(火) 始動

今回のエンジン、実は大きな問題が有る。スタータが回らないのだ。どうやら圧縮比が高過ぎたらしい(^^;;;; 冷えてる時は割と簡単に回ってくれるのだが、暖まってると回らない。ましてや発進に失敗してエンストしたりすると本当に回らない。コレは13年ブリに味わったスリル。そう、あのAE86の感覚そのものだっ! 困ったぞ。 とりあえず始動点火時期を遅らせたROMを作成して始動用ROMにした。これで少しはマシになったが、根本的解決にはなっていない。吸気カムを遅らせてミラーサイクル化するしかないのだろうか?

ちなみに圧縮比は約12.0だ。圧縮12.0付近で回している皆さん、スタータは元気に回ってますでしょうか?(^^;


Canon EOS 10D / EF50mmF1.8 / F5.6 AE -0.5EV


話は変わって...同僚Sのロドスタ探し。実はまだ探してる。NA8で色は黒か紺系でVスペ以外って事なので、実質的にはSスペかG-LTDやRS-LTDなどの限定車しか選択肢は無い。価格は多少高くても良いので走行距離が比較的少なくて程度の良いモノを探している。そんなロドスタを売ってくれるとか、どこかに売ってるなどの情報は有りませんでしょうか? 関東甲信越や新潟近県なら見に行くとか買いに行くくらいの気合は有るようです。情報お待ちしてます。宜しくお願いします。



2004年9月30日(木) セッティング

ナラシが終わり、真剣にセッティングをやってみる。まずはノッキングが出ないような点火時期マップを作り、空燃比を確認して燃調マップを作る。更に点火時期を煮詰め、燃調も煮詰める。少しずつ両者を追い込んで行く。アイドル制御などもちょっとずつ書き換えたりとか。

が、やっぱし予想通りと言うかなんと言うか...。ナラシ段階から気付いていた3000〜5000回転の強力なトルク、これは予想を裏切る高トルクだったわけだが、5000以上で更に盛り上がるハズだったトルクは盛り上がりを見せる事無く超フラットにそのまま8000回転まで回ってしまった(^^;;;;; むしろ強力な中低速トルクから更なる高速トルクを期待して踏んでいるだけに、裏切られたかのようにトルクが盛り下がってるようにすら感じてしまう(笑)。いや、実際に盛り下がってるカモ?(^^;;;;

普段乗りや峠などでは最高に楽しい特性なのだが、5000回転以下に落ちる事など有り得ない筑波サーキットでイマイチなのは想像に難しくない。 そこでバルブタイミングをいじってみる事にする。回らないスターターモータ、1100回転まで上げてもラフなアイドル、異様に強力な中速トルク、イマイチ盛り上がりに欠ける高速トルク...。すべての状況は一つの方向を示している。バルブタイミングを遅らせろとの天の声が聞こえて来た。


Nikon Coolpix990 / F2.5 AE

私の場合、ロドスタのカムカバーのデザインが好きなのでカムカバーは切ってないが、タイミングベルトカバーの一番上側だけ外せば簡単にバルブタイミングは調整できる。

IN側109度だったバルタイを115度に遅らせてみる。アイドルは安定し、高回転の伸びは改善された。スタータの回り具合も良い。でももっと遅らせても良いような気がする。120度を試す。アイドルは更に安定し、負圧も上昇、排気音も滑らかになった。高回転の伸びは更に改善されたが、5000以下のトルクは全体的に細くなった。125度も試してみたかったが、ここでもう一度109度まで戻す。やっぱしアイドルがかなり不安定になり負圧も下がる。しかし3000〜5000のトルクは抜群に良くなり、スタータが回らなくなる(笑)。再び115度に戻し、とりあえず115度で燃調と点火時期を徹底的に煮詰めた。これを基準に120度と110度でも点火時期を煮詰め、最終的に3つのバルタイでどれが良いのか探ろうと思う。サーキットなら125度くらいが良いような気がしてならないのだが、そんなバルタイあんまし聞いた事が無い(笑)。しかしNB2の可変バルタイは高回転側では120度以上の遅いバルタイになっているようで、5000以下を無視するのなら120度も間違いではないと思う。とにかくいろいろやってみたいのだが、時間が無いなぁ。

バルタイ調整そのものは3分くらいで出来るので、一度ROMを作ってしまえばサーキットと普段でバルタイを使い分けるのも簡単。ここで真剣に各種バルタイとROMセッティングを煮詰めておけば今後は楽になる。

# そして足回りを筑波仕様にするだけの時間はもう無い...(^^;;;


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Akiary v.0.51